クロロプレンゴム(スカイプレン®)
特徴
耐候性、耐オゾン性、耐油性、耐薬品性、難燃性等に優れ、機械的強度も兼ね備えた特殊合成ゴムです。
用途
ベルト、ブーツ、ホース等の自動車ゴム部品、各種工業用ゴム製品、電線、スポンジ、接着剤等の幅広い分野で使用されています。
生産体制
南陽事業所(山口県周南市)にて製造しております。
グローバル体制
日本、中国、シンガポール、アメリカ、ヨーロッパに販売拠点を設け、各市場のニーズに応えることのできる販売体制を整えています。
社会貢献
電力などの社会インフラから自動車、住宅、医療など幅広い分野に採用されており、快適な日常生活に欠かせない材料として社会に貢献しています。
CNFを複合化したクロロプレンゴム
近年注目されているセルロースナノファイバー(CNF)は、植物の構成物質であるセルロースを工業的にナノレベルまで解きほぐしたものであるが、CNF は、鋼鉄よりも強くて軽い材料として、樹脂との複合材料への応用が期待されている。
そこで我々は、CNF が均一に分散したCR 複合体を得たるため、当社製品であるCR の製造工程にてCNFをCR に複合化することを検討した。
それにより得られたCNF 複合化CR の物性について紹介する。
CR スポンジ/ジャージ接着用CR 水系接着剤
近年の環境問題に対する意識の高まりや、法規制などにより、脱溶剤化の動きが見られ、ラテックスなどの水系化、ホットメルトなどの無溶剤化が検討されている。CRも水系接着剤の実用化が進んでいるが、特に、近年ウエットスーツの接着剤の水系化に関する問合せが増えている。
ここではスカイプレン® の水系接着剤向けラテックスグレードを用いたウエットスーツ用水系接着剤について紹介する。
動的特性と耐熱性の優れる新規クロロプレンゴム
スカイプレン® グレードの中でも伝動ベルトや防振ゴムといった用途では、動的特性(省エネルギー性、製品寿命等を決める因子)が重要視されるが、昨今の省エネルギー化の流れから今まで以上の性能が求められており、さらに動的特性の優れるポリマーが必要となっている。ここでは、優れた動的特性を有する硫黄変性CR の構造と特徴を示し、次いで優れた動的特性に加えて高い耐熱性を有した開発中の新規CR について紹介する。