計測分野/高速イオンクロマトグラフ IC-8100シリーズ

脱気部、送液ポンプ、オートサンプラー、サプレッサーユニット、カラムオーブン、電気伝導度検出器が一体となったコンパクト設計。全てのユニットが装置前面からアクセスでき、メンテナンス性にも優れています。

オートサンプラーは自動希釈機能を標準搭載しており、試料のハンドリングにおいても省力化に貢献します。

マニュアルインジェクションが可能な一体型イオンクロマトグラフです。脱気部、送液ポンプ、マニュアルインジェクター、サプレッサーユニット、カラムオーブン、電気伝導度検出器が一体となったコンパクト設計。

サプレッサーを用いた高感度測定をリーズナブルに実現します。

IC-8100EXおよびIC-8100STを連結することにより、2システムインジェクションモードを構成することが可能です。2システムインジェクションモードでは、IC-8100EXのオートサンプラーからIC-8100EX、IC-8100ST双方の流路に同時に注入を行い、陰イオン、陽イオンの分析を並行して実施することが可能です。

2システムインジェクションモードを構成していても、片側システムのみで使用も可能です。

試料燃焼前処理装置とのオンライン接続により、燃焼イオンクロマトグラフィー用のイオンクロマトグラフとしても使用することができます。ハイスループットカラムと組み合わせることで、よう化物イオンは約12分に、助燃剤に由来するタングステン酸のピークは15分以内に溶出するため、高速分析が可能になります。

試料燃焼前処理装置を使用しない場合、イオンクロマトグラフ側のオートサンプラーを用いて、通常のイオンクロマトグラフィー分析にそのままご使用いただけます。

IC-8100シリーズ専用紫外可視吸光光度検出器で、重水素ランプとハロゲンランプの2つの光源を使用し、紫外可視の広い波長域での検出が可能です。フローセルの最適化及び温度変化を最小限に抑えた流路設計により、低ノイズ、低ドリフトのベースラインを実現しています。

当社従来器に比べて感度がおよそ5倍向上しています（亜硝酸イオンのS/Nより算出）。

IC-8100EX専用自動溶離液供給ユニットで、新規開発した調製機構により安定的に溶離液を調製し、装置へ供給します。濃縮溶離液と純水をセットするだけで分析が可能となります。

常に安定した組成の溶離液が供給されるため、経時変化による溶出時間の変動などがなく安定した分析が可能です。

専用前処理用陽イオン交換ゲルを用いて、自動で試料の前処理を行うユニットです。試料の中和処理や、カラム寿命に影響を与える可能性のある過剰に含まれる対イオンや金属イオンの除去が可能です。

IC-8100EXに接続することによって、試料の前処理、　注入を一連の自動操作で完了するシステムの構築が可能です。

IC-8100EXではインジェクションバルブに専用陰イオン用濃縮カラムを取り付けることによって、オートサンプラーを使用した試料の濃縮測定が可能です。

この濃縮では最大1200μLの試料の濃縮が可能で、試料のマトリックスの影響を抑え、より高感度なイオンクロマトグラフィー測定をすることが可能となります。

TOYOPAKは、試料の前処理用カートリッジです。 プロピレンのハウジングに各種充填剤が充填されており、ディスポーザブルタイプで簡単に使用できます。