2007.12.04

ニュースリリース

液体苛性ソーダ値上げについて

~08年1月出荷分より、10円以上/kgの値上げ~

  東ソーは液体苛性ソーダの値上げについて、08年1月出荷分から1キログラム当たり10円以上(固型換算ベース)の値上げを実施します。  

当社は著しく悪化した電解事業の採算改善を図るため、製造コスト、物流コストなどの見直し・総点検を実施するとともに、2003年以降4度にわたる苛性ソーダの国内値上げを実施してきました。
 
しかしながら、昨今、石炭や重油などの原燃料価格は更に高騰し、製造コストは上昇しており、ローリーや船舶などの物流費もアップしています。
また中国を中心とするアジア地域の経済成長により、原塩や石炭などの需給が世界的に逼迫してきているため、原燃料価格の更なる高騰(加えて、フレートも高騰)への懸念はもとより、その安定的確保も電解事業の重大な課題となっています。

苛性ソーダの国内需要は堅調に推移していますが、一方苛性ソーダの生産を支えている塩ビなど塩素需要は厳しい状況にあり、苛性ソーダの需給は今後更に逼迫するものと予想されます。
このような状況の中、健全な事業採算で苛性ソーダを国内向けに『安定供給』するため今回新たな価格修正を実施します。