1997.11.06

ニュースリリース

トーソー・SMDタイワン社設立について

スパッタリングターゲット事業をグローバルに展開している東ソーグループは、この程、台湾にスパッタリングターゲットの製造及び販売を行う新会社「トーソー・SMDタイワン」を設立、11月7日より営業を開始する。なお、製造に関しては工場の立地場所が決定次第、工場建設に着手する予定。

 スパッタリングターゲットは半導体、記録メディア、液晶など電子材料用の薄膜形成材料で、半導体用にはアルミ合金、チタン、高融点金属、記録メディア用には金属クロム、クロム合金、液晶用にはITO(インジウム・スズ・オキサイド)が主として使用されている。

 現在、スパッタリングターゲットの需要は非常に旺盛で、特にアジア地域において高い伸びを示している。なかでも東ソーグループが既にトップシェアを有している台湾では半導体メーカー等の積極投資により、市場は急拡大している。今後も電子材料分野の成長に伴い拡大していくスパッタリングターゲットの需要に対応するため、今回の決定に至った。

 東ソーは、山形に東ソー・スペシャリティマテリアル、米国にトーソー・SMD、韓国にトーソー・SMDコリアと3ヶ所の生産拠点を持ち、また、アジアの販売拠点として既にトーソー・SMDシンガポールを設立している。今後も引き続きスパッタリングターゲット事業をグローバルに展開しながら、グループ会社と一体運営のもと同事業をさらに強化していく。

【トーソー・SMDタイワンの概要】
 英文名 : TOSOH SMD Taiwan Ltd.
 資本金 : NT$8,250,000
 設立   : 1997年10月14日
 社長   : レイモンド L キドナー(トーソー・SMD社長)
 所在地 : 2F-2 No.10, Gin Cheng 1st Road, Hsin Chu City, Taiwan, R.O.C.
 出資   : TOSOH SMD,Inc.(トーソー・SMD) 75%
      東ソー・スペシャリティマテリアル(株) 25%