1996.10.03

ニュースリリース

合成ソーダ灰プラントの停止について

東ソーは南陽事業所にある合成ソーダ灰プラント(生産能力;年間32万トン)を本日(10月3日)停止、今後は米国天然ソーダ灰の供給を開始する。 当社は1935年(昭和10年)の会社創業以来、コアビジネスであるクロール・アルカリ事業の一つであるソーダ灰について、積極的な事業展開を推進している。
 その一環として1992年(平成4年)6月、世界で最も競争力があるとされている米国天然ソーダ灰(トロナ灰)の供給ソースを確保するため、米国天然ソーダ灰メーカーであるGCSAP社に資本参加、以来同社とのグローバルな事業運営について検討を進めてきた。今回、米国天然ソーダ灰を長期的かつ安定的に国内ユーザーに供給できる環境が整ったことから、米国天然ソーダ灰の日本国内での供給を開始する。

 ソーダ灰は、ガラス製品や板ガラス、洗剤、無機薬品などの主要原料として用いられる代表的な基礎化学品の一つで、日本国内の生産量は年間100万トン程度、当社の昨年度の生産量は年間約20万トン。
 GCSAP社は年間220万トンの生産能力を有する米国2位のソーダ灰メーカーであり、当社の出資比率は24%となっている。


(参考)
GCSAP社;ゼネラル・ケミカル・(ソーダ アッシュ)・パートナーズ
 設 立   1986年 
 本 社   米国ニュージャージー州 
 工 場   米国ワイオミング州グリーンリバー 
 株 主   ゼネラル・ケミカル社(米国)         51% 
 BTRナイレックス社(オーストラリア)   25% 
 東ソー                    24% 
 事業内容   天然ソーダ灰の製造・販