基本的な考え方
東ソーグループは、主要なステークホルダーを株主・投資家、お客さま、地域社会、行政・自治体、取引先、従業員と捉えており、事業活動を通じて企業の社会的責任への取り組みを積極的に推進します。
ステークホルダーとのつながり
東ソーグループは、企業理念、CSR基本方針を礎として、環境・社会・ガバナンスへの取り組みを推進し、ステークホルダーに製品・サービスを通じて価値を提供しています。
これからも社会から信頼されることにより、健全な発展ができることを自覚し、ステークホルダーと積極的なコミュニケーションを図っていきます。
ステークホルダーとの対話
当社ウェブサイトや東ソーレポートなどを通して、事業活動に関わる情報をステークホルダーに適時適切かつ迅速に提供しています。
さまざまな対話の機会を設けることで、ステークホルダーから評価や意見をいただき、事業活動に反映しています。
東ソーの役割 | コミュニケーション・ツール | コミュニケーションの機会 | |
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株主・ 投資家 |
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お客さま |
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地域社会 |
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行政・ 自治体 |
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取引先 |
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従業員 |
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株主・投資家との対話
株主・投資家の皆さまに東ソーグループをご理解いただくため、適切な情報開示を行うとともに、対話の機会を増やすなど積極的なコミュニケーションに努めています。
株主構成(2023年3月末現在)
機関投資家・証券アナリストとの個別面談件数(東ソー単体)
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
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件数 | 197 | 211 | 236 |
株主総会
株主総会は本店所在地である山口県周南市で開催しており、2022年度は引き続き、新型コロナウイルス感染症対策のため、規模を縮小し、来場されない株主さまに対しては、インターネット上でライブ配信を実施しました。2020年度から2022年度の3年間では、平均で40人の株主さまに出席いただいています。招集通知は株主総会開催日の3週間前に発送、その1週間前には当社ウェブサイトなどに開示しています。なお、株主さまの利便性向上のため、スマート招集(スマートフォンによる招集通知・事業報告の閲覧)、スマート行使(スマートフォンによる議決権行使)を導入しています。また、株式会社ICJ運営の議決権行使プラットフォームを採用し、国内外の機関投資家に議決権電子行使の機会を提供しています。
経営概況説明会
四半期毎の決算発表時には説明会もしくはカンファレンスコール(電話会議)を機関投資家・アナリスト向けに実施しています。説明会では、社長、各セクター長が出席し、皆さまとの直接対話を通じて事業状況の理解促進を図っています。また、説明会の動画データや説明資料は当社ウェブサイトにも公開し、どなたでも閲覧できるようにしています。 2022年度は中期経営計画発表も兼ね「中期経営計画説明会」として開催し、社長、各セクター長が成長戦略、設備投資、研究開発や気候変動への対応などを説明しました。
- 中期経営計画説明会
個人株主向け工場見学会
株主さまからのご要望を受け、東ソーへの理解を深めていただくため、個人株主向け工場見学会を実施しています。2020~2022年度は新型コロナウイルス感染症対策のため、開催は見送っておりますが、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、工場見学会の再開を検討しています。
また、個人投資家向け会社説明会を2回実施しました。今後も、継続して株主さまと積極的にコミュニケーションを図り、信頼される企業を目指します。
お客さまとの対話
営業活動を通じたコミュニケーション
お客さまの改善要求やニーズを把握し、どうすれば課題を解決できるのかを常に考えています。質問や要望に迅速に対応できる体制を整えるとともに、訪問時には研究開発部門の担当者も同行し、ニーズに合わせた製品・サービス、技術を提供しています。営業・研究開発・製造の各部門が一体となり、お客さまの満足度向上に取り組んでいます。
その他国内では、東京(本社)をはじめ、大阪・名古屋・福岡・仙台・山口に拠点を置き、地域に密着した営業活動も行っています。またお客さまの拠点の近くに製品倉庫を置き、デリバリーの迅速化につなげています。
バイオサイエンス事業部の取り組み
バイオサイエンス事業部では、製品開発から製造、販売、メンテナンスまで東ソーグループ内で一貫して行っています。展示会、新製品セミナー、装置トレーニングや工場査察など、お客さまとの多岐にわたる対話の機会を大切にしており、対面での実施が難しいお客さまに対してはウェブでの対応も行っています。またカスタマーサポートセンターでは、製品の操作、結果の解釈、学術情報などに関して気軽にお問合せいただける環境を整えています。事業部一丸となってお客さまが安心して製品を使用いただける体制を構築しています。
有機化成品事業部の取り組み
エレクトロニクスや自動車分野で使用される部品は、その製造工程で加工油などの汚れが付着します。そのため製品として出荷するには、工業用洗浄剤を用いた洗浄工程が必要になります。
有機化成品事業部では、東京研究センター内に洗浄技術室を開設し、洗浄工程を検討するお客さま立会いのもと、実機レベルの設備による安全かつ効率的な洗浄試験を行っており、要望にきめ細かく対応した洗浄システムの提案や導入後のアフターフォローを行っています。
地域社会・行政・自治体との対話
東ソーグループは、国内外の各地域で地域社会や行政・自治体の皆さまと積極的に対話の機会を設け、信頼関係の構築に努めています。地域社会や行政・自治体の皆さまに対話を通じて、東ソーグループの事業や取り組みへのご理解をいただくとともに、ご意見やご要望を聞くことで今後の活動改善につなげています。
取引先との対話
東ソーは、サプライチェーンマネジメントをCSR重要課題のひとつとして位置付け、購買基本方針を策定し、CSR調達ガイドラインを共有しています。また、定期的に取引先を訪問し、コミュニケーションを図っています。
引き続き、公平・公正な調達活動を通じて取引先との信頼関係を構築していくとともに、サプライチェーン全体でCSRを意識した調達活動を推進していきます。