PROFILE

入社以来、四日市事業所の経理課にて固定資産に関する業務を担当。プラントの設備投資や機器の変動に対する経理処理、45億円もの新研究棟の経理処理、固定資産税の申告、棚卸資産の管理などを行っている。

化学業界の海外での活躍の場の多さと
少数精鋭ともいえる
事務系社員の採用人数の少なさに惹かれました。

なぜ東ソーへ?

当初は銀行などの金融業界を中心に見ていましたが、最終的に化学業界の海外での活躍の場の多さと事務系社員の採用人数の少なさに惹かれました。少数精鋭であれば、それだけ大きな責任ある仕事を任せてもらえると感じたのです。中でも東ソーはどの企業よりも人間性をみて選考を行っていた点、社員の方々や会社の雰囲気が自分に合っているなと感じた点から、内定をいただいけた時点で迷いなく入社を決めました。

経理課の役割を具体的に教えてください。

工場経理という立場で四日市事業所における損益やお金の管理をしています。人員は課長を含め10名で、うち入社4年目までの若手が6名と多く、非常に活気ある職場です。グループが2つに分かれており、固定資産グループではプラントにある建物や機器などの固定資産に関する会計処理と税務処理を担当。原価計算・一般会計グループでは製品の原価計算や損益管理業務などを行っています。経理課の役割は、現場から上がってくる数字やデータを企業会計や税務会計の基準に則って適切に処理をすることです。社外へ公表する数値にも繋がるため、責任は非常に重大です。また、製品の原価計算・損益管理資料の作成と、経営層への提供、国や市への納税額の算出なども重要なミッションです。経理はモノを作ったり売ったりして直接利益を生み出すプロフィット部門ではありませんが、経営戦略のベースとなる重要なポジションに属しています。

45億円もの新研究棟建設プロジェクト。
その経理処理は、文字どおりダイナミックで、
建物が完成するプロセスを見るのも楽しみです。

現在向き合っているテーマは?

四日市事業所で所有する固定資産に関する会計処理と税務処理を行っています。具体的には日々行われているプラントの設備投資や保全工事、機器の修繕や除却といった変動に対する経理処理、投資総額45億円の新研究棟建設プロジェクトの経理処理や補助金申請業務、年間数億円の固定資産税の申告管理業務、大量の工事用資材や予備品などの棚卸資産の管理業務などです。

どんなところに仕事の面白さを感じていますか?

ダイナミックなモノづくりの現場がすぐ近くにあるところです。研究部門、製造部門、設備保全部門、物流部門、経理部門などそれぞれの部署のプロフェッショナルが東ソーのモノづくりを支えています。自身の仕事である経理も、もちろんモノづくりに不可欠なので、責任感ややりがいを感じながら業務を進めています。特に45億円もの新研究棟建設プロジェクトの経理処理は、文字どおりダイナミックで、これから建物ができあがっていくプロセスを見るのも楽しみです。

すべての事業所の経理、全社的な決算数字にも通じ、
さらには他社の数字にも興味を持つ。
絶えず経理スキルに磨きをかけていきたい。

入社後、壁にぶつかった経験は?

不慣れな経理業務に手が回らず、あまり現場へ足を運ぶこともなく、現場からあがってきた資料や数字だけを見て、機械的に経理処理を判断することが多くありました。その結果、現場の考え方や認識と私の経理処理にギャップが生まれ、事後修正を余儀なくされました。

そんな状況をどのように打破しましたか?

担当者とコミュニケーションを図り、また製造現場へ頻繁に足を運ぶことでそのギャップを埋めていきました。経理はデスクワーク中心で、決まりきったルーティンワークが多いというイメージがあるかと思います。そのようなスタイルでも業務を進めることは可能ですが、工場経理においては多くの方とコミュニケーションを図り、処理方法を模索していくほうが業務を円滑に進めていくことができます。現場でのコミュニケーションを通じ自分の顔を売り、また日々の業務で信頼を積み重ね、他の部署から頼られる経理マンになることが現在の目標です。

今この瞬間の取り組みに全力で向き合い、
それを成長の糧にしつつ、
今後のキャリアパスへのステップにしたい。

自分に足りないものは?

会計システムに対する理解です。経理の業務と会計システムは切っても切り離せない関係にあります。スムーズに会計データの抽出ができれば、業務の効率化に繋がりますし、現場からの問い合わせにもその場で早急に対応できます。今は、システムを使いこなせるよう試行錯誤を繰り返す一方で、システム上で業務効率化に繋がるような改善点が見つかれば、その都度、システム部門へ積極的に改善提案も行うようにしています。また、四日市事業所のみならず、すべての事業所の経理、そして全社的な決算数字にも通じ、さらには他社の数字にも興味を持ち、絶えず経理スキルに磨きをかけていきたいと思います。

3年後の自分を想像できますか?

3年後には会計・税務に関する知識や業務経験が、自分の強みだと言えるようになりたい。また将来的には経理業務だけではなく、幅広い業務に携わってみたいと考えています。グローバルに展開している会社なので、海外での業務にもチャンスがあれば挑戦してみたいですね。現在携わっている経理業務は、今後どの部門に行っても自分の大きな武器になるものです。数字的な裏付けのある戦略的思考ができるようになるために、今この瞬間の取り組みに対して全力で向き合いたいと思っています。

最後に学生たちへのメッセージを。

就職活動は、色々な企業を幅広く知ることができる貴重な場でもあります。私自身も東ソーに限らず色々な企業を見て回り、最終的に自分に合った企業、そして仕事を見つけることができました。選択肢は多ければ多いほど良いと思います。でも、自分との相性の良い企業との“出会いの奇跡”を見逃さないようにしてください。必ずあなたにとっての奇跡は訪れるはず。自分を信じて、前向きに活動してください。応援しています。