従業員が仕事と家庭を両立できるように、東ソーでは育児休業をはじめとして、さまざまな制度を設けています。実際に、出産や育児といったライフイベントを経験した女性社員は、制度や仕事についてどのようなことを思っているのか。女性若手社員ならではの視点で、東ソーにおけるワークライフバランスを紐解きます。

※掲載内容は取材・撮影時のものです。

PROFILE

畑下 瑠依

ライフサイエンス研究所
細胞診断グループ
2015年入社

血液中を循環するがん細胞(CTC)を検出する技術の開発を担当。CTCの検出は、がん転移の早期発見や治療方針の指標として展開できることから、より高精度にCTCを検出する技術の確立を目指している。

大野 侑香

バイオサイエンス事業部 開発部
試薬開発グループ
2008年入社

臨床検査システムのひとつであるイムノアッセイ製品のうち、AIA-CLシリーズの免疫反応試薬について、設計・開発業務を担当。主に免疫反応試薬の目標性能を達成するための仕様検討と国内外の薬事申請に対応したデータ取得を行っている。

鈴木 聡子

購買・物流部
物流グループ
2008年入社

物流RCや物流費の収集・分析等、事業部に捉われない社内全般の物流課題を担当。安全・安心・適価な物流を目指し、100%物流子会社である東ソー物流株式会社と協力しながら、最適な物流拠点や輸送体制の検討・構築を行っている。

THEME 01

就活時の制度への意識。制度利用の実態。
そして出産・育児休暇中のこと。

畑下 会社選びの際、制度面はどの程度重視しましたか?

大野 正直、業務内容を一番に考えていて、制度面についてはあまり重視していませんでした。でも、実際に子育てをしながらの仕事をするようになって、状況に応じた働き方の選択肢があることはとても大切だと感じました。女性が長く働ける会社を選ぶためには、制度があること、そして実際にそれが活用されているかを意識すべきだと思います。

鈴木 私も就活時は、会社間で制度に大きく差があると思っておらず、制度の内容までチェックしていませんでした。ただ、面接や内定者フォローの中で、東ソーには制度を活用できる風土がありそうだということは感じていました。でも、制度の大切さを実感したのは、やはり出産・育児というライフイベントに直面してからです。

畑下 私自身も特に意識せず、ホームページで制度の有無と充実度をざっとチェックをしたくらいです。この機会に、理解を深めたいと思います。早速ですが、お二人は産前産後休暇制度・育児休業制度を、いつ、どのくらいの期間、利用したのですか?

大野 私は入社8年目のとき、10ヶ月間制度を利用しました。

鈴木 私は入社7~8年目にかけて、期間は11ヶ月です。

畑下 期間は、自分で決めることができるのですか?

大野 そうですね。最大2年とれるはず。私の場合は、なるべく早く職場復帰をしたかったので、約1年という期間でした。

鈴木 私は1年間取得したかったのですが、そうすると保育園に入園できなくなるため、1年を待たずに復帰しました。(泣)

畑下 制度利用時の周囲の反応を教えてください

大野 私の職場では、少し前に育児休業制度を取得した先輩がいたので、特に混乱などはなかったです。妊娠が分かったときに担当していた製品・業務は早めにチーム内の人に引き継いでもらって、お腹が大きくなる頃には実験は減らして書類業務を中心にするなど、配慮してもらいました。また、私は職場結婚なので、主人の理解・協力もあって、恵まれた環境だったのかもしれません。

鈴木 職場内、家庭とも難なく受け入れてもらえました。また、育休中に復帰のタイミングについて上司に相談した際、「家庭と仕事の両立が図れるように、制度は十分に利用してください」と言ってくれたことが非常に印象に残っています。

THEME 02

職場復帰後のこと。育児と仕事の両立。
そして今、母となって思うこと。

畑下 1年近く休業を取得した後でも、職場復帰はスムーズにいくものなのですか?

大野 そうですね。1年という期間は育児休業制度においては比較的短い期間なんじゃないかな? 保育園への入園も順調で同じ職場への復帰でしたので、スムーズだったと思います。また、特別育児時間制度も利用したので仕事と育児の両立も十分にできました。夫の協力もあり、私は短時間勤務制度を使っていません。

畑下 保育園への送迎はご夫婦で分担されているのですか?

大野 朝は夫に保育園への送りをお願いして私は1時間早く出勤し、そのぶん退社時間を早めてお迎えに行っています。子供が熱を出したりすることも多いですが、フレックスタイム制度と年休をフル活用して対応しています。

鈴木 私も同じ職場への復帰でしたし、スムーズといえばスムーズだったのですが、復帰後は休業中と異なり時間に制約があるので、それに合わせて生活のリズムを整えるまでは大変でした。復帰後3ヶ月間は特別育児時間制度を、次の3ヶ月間は短時間勤務制度を利用しました。その後、認可外保育園から認可保育園に移ることができたのでフルタイム勤務にしました。人事部に相談したり、先輩社員に話を聞いたり、同期と情報交換を行ったことで、制度を活用できたと思います。また、色々と配慮してくれた職場にも感謝しています。

大野 私は7人の総合職の同期がいるのですが、全員が母となり、常に情報交換をしているので、これも大きな心の支えとなっています。

畑下 それはとても心強いですね! ぜひ色々教えていただきたいと思います。

THEME 03

今後に向けての提言。制度のあり方について。
そして伝えておきたいこと。

畑下 お話しを伺っていると、東ソーの制度はとても充実していて問題ないように思えるのですが、お二人から見て改善点すべき点などはあるのですか?

大野 くるみんマークも取得しており、制度としては十分整っていると思いますが、制度利用者の体験を踏まえてのアドバイスが、しっかりと後輩たちに伝わる仕組みがあるとよいですね。私が勤務している東京研究センターでは、現状、年1回ランチタイムに有志で「子育てママの懇親会」が実施されていますが、こうした機会は会社主導でもっと増えてもいいのかな、と私は思います。

鈴木 同感です。また、今後はますます制度利用の選択肢が増えていくと良いと思います。早く復帰したい人がいれば、一方で長く育児休業を取りたい人もいる。さらには短時間勤務制度を利用する人、しない人、復帰する職場を変えたいという人…等々、それぞれがどんな選択をしても、職場や周りがその選択を受け入れ、フォローする風土が根づいていけばいいなと思います。

畑下 なるほど。それぞれのキャリアビジョンに合わせて、いろんな働き方、生き方を選べると、長く働こうと思う人が増えると思います。

鈴木 でも、入社前から、結婚・出産・育児のことを考えて、自身の選択肢を狭める必要はないと思います。確実に今後も制度は充実していくし、育児経験者も増えていくので。

大野 そうですね。私たちがそうだったように、まずは自分がやりたいことに向き合うことが何よりも大切だと思います。

鈴木 出産後、あまりに子供がかわいくて復帰するか悩みましたが、私の場合は両立した方が生活にメリハリが出て結果的に育児にもプラスになると思い、仕事を続ける道を選びました。実際、育休中以上に子供との時間を大切にするようになりましたし、仕事でも「子供に恥じない仕事をしたい!」と励みになっています。

大野 私も、働くママの背中を見て、何かを感じてほしいと考えるタイプ。ときに寂しい思いをさせることもあるけれど、我が子に愛情を注ぐ方法は、いくらでもあるし、夫との協働体制をしっかりと整えれば、十分に両立はできると思っています。

鈴木 そうですね。保育園や幼稚園、実家の両親、ベビーシッター等、色々な選択肢があるので、一人で抱え込まず、周りを頼りながら、うまく両立できる方法を探したら良いと思います。仕事と育児と両方の充実感を味わえるって素敵なことですよ。

畑下 ありがとうございます。今日は、将来に対する大きな安心をいただくことができました。

大野 その時が来たら、遠慮なく何でも聞いてください。

※くるみんマークとは、「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を受けた証です。