経歴
2016年〜2023年
窯業メーカー
2023年〜
東ソー
経験・スキル
  • BtoB営業
  • 調整力(需給予測、在庫・生産調整など)
志望動機

前職ではガラス容器や包材を飲料メーカーなどに提供するBtoB営業を担当していました。その後、新規事業企画部署へ異動になりましたが、自分の強みが活かせていないと感じ、BtoB営業の営業職への転職を志望しました。東ソーでなら大学で学んだ理工系知識も活かせると考え、入社を決めました。

広い視野で需要を予測し、生産調整を実施。

石英BUで、東ソーSGMで製造された石英ガラスをお客様へ販売するBtoB営業を担っています。担当するのは海外を含めて10社ほど。日々の訪問を通じてお客様の需要を予測し、生産部門と生産調整を行うほか、新規製品獲得のための商品提案を行っています。一般のガラスには主成分であるシリカ以外の金属不純物が含まれているのに対し、石英ガラスはシリカのみで、できています。石英ガラスに含まれる金属不純物の量は極めて少なく、この純度の高さや耐熱性、薬品に侵されないといった特長からプロセス治具やエッチャー製品など半導体製造装置向けの部品に多く使用されています。半導体はあらゆる産業に不可欠なものですが、近年は、サプライチェーンの混乱や地政学的リスクの高まり、エネルギー価格の高騰など、市場を揺るがす様々な要因が絡み合い、極めて需要予測が困難な状況が続いています。適正な製品提供を実現するために、お客様との情報共有を含め、より広い視野で市場や社会情勢を見るようになりました。

調整役の業務経験を活かし、商品を10から100へ。

私は0から1を生み出すのではなく、様々な部門の力を借りながらすでに存在する商品を10から100へと広げていくことを得意とし、喜びを見出すタイプです。転職を決意したのも前職で営業から新規事業企画部署に異動したことがきっかけでした。現在の仕事は前職でのガラス製品のBtoB営業や、お客様と生産部門の調整役としての業務経験が活かせることもあり、大きなやりがいを感じています。とはいえ同じガラスでも機能製品である石英ガラスは性質も用途も全く違うため、日々素材の勉強が欠かせません。東ソーでは月に1度、東ソー・エスジーエムや東ソー・クォーツなど、グループの石英に関わるメンバーが報告会を行っており、私もそこで最新の知見を吸収しています。その成長を認めていただき、昨年は大手半導体製造装置メーカーの方々も参加する技術交流会でプレゼンを任せていただきました。準備に1ヶ月ほどかかりましたが、改めて知識を整理、深めることができ、また大勢のお客様の前でプレゼンする貴重な経験を得ることができました。

ワールドワイドに広がる活躍のフィールド。

前職では国内企業とのやり取りしかありませんでしたが、東ソーでは海外企業とのビジネスも多く、ワールドワイドな企業であることを実感しています。今までは海外へも行ったことがありませんでしたが、現在は担当している中国へ年に2~3回程度の出張があります。中国は近年半導体製造に力を注いでおり、国際競争力を持つ企業も登場しています。中国市場への供給は関連会社等を通じて行っていますが、今後の需要や顧客企業の真のニーズを知るうえで、同行営業はとても有意義な機会です。今後は世界最大級の半導体分野の国際展示会であるセミコンチャイナにも参加する予定で、グローバル市場の最新動向にもアンテナを張るつもりです。また年に2回、海外の関連会社の方が会議に訪れ、その際に情報交換を行うため社内も国際色が豊かです。日本語堪能な海外の社員もたくさん勤務しており、多様性を感じます。こうしたグローバルなビジネス環境と若手でも大きなチャレンジを任せていただけるところが、東ソーの大きな特色であり、強みでもあると思います。