RC活動

品質マネジメント

東ソーは、お客さまのニーズを反映した製品開発を行い、タイムリーかつ安定した供給に努めています。また、製品に関連する法令・規制要求項目を遵守するとともに、継続的な品質向上に取り組んでいます。

サプライチェーンにおける取り組み

東ソーでは、研究・開発から製品の出荷に至るまで、すべての段階において、安全・安心で高品質な製品を供給する取り組みを行っています。

なお、2017年12月の経団連からの品質体制に関わる自主的な調査要請に基づいて、グループ会社を含め調査を実施し、問題がないことを確認しています。

図:サプライチェーンにおける取り組み

品質マネジメントシステム

2017年度にISO9001の2015年版の認証を取得しました。この規格に基づき品質マネジメントシステムを強化し、製品の品質向上およびお客さま満足度の向上に努めています。

2017年度の新たな取り組みとして、医療用製品への異物混入防止強化を目的に、外部コンサルタントも活用しリスク評価を実施しました。その結果を踏まえて設備対応、作業手順の見直しなど、適切に対策を講じています。

品質監査

東ソーの品質マネジメントシステムが確実に運用されていることを確認するため、毎年内部監査を実施しています。

また、安定した品質の製品を提供するため、主要な取引先や委託生産先に対する監査も実施しています。品質保証体制、品質管理状況、苦情再発防止の対応状況などを確認しています。2017年度は取引先、委託生産先の計48社の監査を実施しました。

製品の品質向上

化学品での取り組み

写真:品質パトロール品質パトロール

事業所ごとに品質方針を定めて品質の改善と製品に関する苦情の削減や、お客さま満足の向上に努めています。

南陽および四日市事業所で発生した苦情の情報共有や防止策の水平展開、その他品質管理に関する情報共有のため、毎月、本社、南陽、四日市の品質保証担当者が集まり、品質保証会議を実施しています。また、グループ会社で発生した苦情についても毎月速報として配信し、情報共有するとともに類似のクレーム・トラブルの防止を図っています。

さらに、異物混入や製品包装材の汚れ、破損といった苦情を削減するため、製造プロセス由来の異物混入対策状況、原料・包装資材置場、製品置場、倉庫設備の管理状況や苦情再発防止策が適切に行われていることを確認するため、品質パトロールを実施しています。

医薬品・医療機器での取り組み

東ソーでは、心臓疾患、がんなどの各種疾病や糖尿病などの生活習慣病の診断および不妊治療などに役立つ体外診断用の医薬品や医療機器のほか、プールなどの殺菌・消毒に用いられる高度さらし粉を成分とした医薬品を製造販売しています。

医薬品や医療機器の製造販売をするため、医薬品医療機器法※1で定められた医薬品、体外診断用医薬品および医療機器の各種製造販売業許可を取得し、製品の有効性・安全性を確保するための管理体制を整備しています。

また、医薬品の原料として用いられる重曹についても医薬品製造業許可を取得し、品質確保のための管理体制のもとで製造・販売しています。

  • ※1 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律

物流の品質向上

東ソーの製品は主にトラック・船舶輸送にてお客さまに届けられます。消防法や毒物及び劇物取締法で規定されている物質が含まれる製品もあることから、輸送中の管理も重要です。

そこで、物流部門が中心となり、物流に関する事故やクレーム・トラブルの発生を年間20件以下に抑えること(発生率※250ppm以下)を目標に活動しています。なお、2017年度は重大事故の発生はありませんでした。

事故やクレーム・トラブル低減の取り組み

写真:船舶ヒューマンエラー防止訓練(BRM訓練)船舶ヒューマンエラー防止訓練(BRM訓練)

物流RC推進委員会を四半期ごとに開催し、クレーム・トラブルの原因、対策を議論するほか、物流協力会社への教育、指導、監査を行っています。マニュアル整備の徹底だけでなく、化学製品の取り扱いに関する安全教育や輸送車両の安全対策なども進めています。

2017年度は、物流協力会社への教育として新たに船舶ヒューマンエラー防止訓練(BRM訓練)※3を実施したほか、少量危険物・毒劇物の路線便から自社配送への切り替えについての検討も始めました。また、クレーム・トラブル、ヒヤリハットをデータベース化し、2018年度上期からトラブル対策の水平展開、再発防止への活用を開始しました。

危険物質事故対応サービス(HAZMATers)※4、危険物質事故セーフティサービス(HMSS)※5に加入し、危険物事故への迅速な対応を強化するなど、新たな取り組みも積極的に実施しています。

  • ※2 発生率=物流クレーム・トラブル発生件数/輸送件数×1,000,000
  • ※3 船舶の安全で効率的な運航を達成するために、ブリッジで利用できるあらゆる資源を有効に活用することで、ヒューマンエラーによる海難事故防止を目的とした訓練(Bridge Resource Management)
  • ※4 陸上輸送中における危険物質の漏洩・噴出・出火などの事故に対応する(財)海上災害防止センターのサービス
  • ※5 倉庫ターミナルなどの陸上の保管施設において、発生した危険物質の漏洩・火災などの事故に対応する(財)海上災害防止センターのサービス