特集1 研究開発担当者座談会

テーマ3:企業メッセージに寄せる思いと将来の希望

東ソーの企業メッセージ「明日のしあわせを化学する」についての皆さんの思いと将来の希望について聞かせて下さい。

写真:アドバンストマテリアル研究所 早川 哲平

菊地この企業メッセージには、東ソーの企業理念がシンプルにまとめられていて、自分の価値観とも合致しているので、とても気に入っています。今後はグローバルでの競争が激化していくなかで、海外の研究機関や製薬メーカーとの共同研究・開発に携わっていければと思います。

北川この言葉は私たち研究者にとっての拠り所となっています。自分の研究が本当に世の中に求められていることなのか、人々の「しあわせ」につながることなのかを、この言葉は再認識させてくれます。現在はポリマーをつくる"上流"の仕事をしていますが、将来はより最終製品に近い加工・成形の分野の知識も深め、お客さまの視点で開発をしていきたいと思っています。

松本企業理念に「しあわせ」が入る化学メーカーはあまりない気がしますが、まさにこれは「持続可能な世界」につながっていると思います。私は技術センターで、これからも環境面やエネルギー、資源の面で持続可能な事業と社会に貢献していきたいと思います。特にCO2の分離・回収、再利用技術の開発は、ハードルは非常に高いですが、世界的な課題解決につながる、やりがいの大きな仕事です。

写真:技術センター 松本 和也

疋田「明日のしあわせ」を実現するには、知恵を融合して、新しいものを生み出していくことが重要です。私がこれから目指したいのは、お客さまも意識していない"潜在ニーズ"の発掘です。リサーチやお客さまとの対話、社会の動向から市場に潜んでいるニーズを掴み、そこに知恵と技術を融合・反応させていくことで、東ソーにしかできない製品・サービスを社会に提供したいと考えています。

山口自分の仕事で言えば「明日のしあわせ」とは、未だに有効な治療法のないがんなどの疾患に苦しんでいる人々を助けることです。これまでアカデミアや製薬企業で学んできた技術・知識と東ソー独自の技術、さらに社外の新しい技術を融合させることで、再生医療分野の画期的な製品を創出して、ライフサイエンス事業の拡大に貢献していきたいと思います。

中尾企業メッセージの「明日」とは、自分の子どもたちが活躍する「未来」だと捉えています。私の仕事がその「未来」を少しでも良くすることに貢献できればと思います。これからもさまざまな経験を積んで知識や技術をより深め、お客さまのニーズに的確かつタイムリーに応えられる製品・サービスを生み出していきたいと思います。

早川「明日」には、中尾さんが言われる「遠い未来」に加えて、私は「近い未来」というイメージもあると思っています。企業メッセージは、私に目の前にある研究に真摯に取り組むことの重要性を再認識させてくれるだけでなく、失敗を恐れずに未来に挑戦していくことの大切さを教えてくれます。

陳孫人間社会の進歩・発展に伴って、人々の要求はどんどん高くなっています。研究開発の本当の目標は、その要求を満足させていくことだと私は思います。塗料で言えば、昔は有機塗料で十分であったものが、VOC規制もあり、新たに環境に配慮した製品を開発しなくてはならなくなりました。私の研究しているウレタン塗料も候補のひとつとなっています。つまり「明日のしあわせ」のために一番大事なことは、社会が何を求めているかをしっかりと見つめ、いろいろな可能性を探りながら、自分たちの技術を高めていくことだと思っています。

――研究開発担当者による座談会は、非常に活発な意見交換がなされました。今後も東ソーは、8つの研究所・技術センターをもつ当社ならではの研究開発を進め、社会課題の解決に貢献する新たな技術を生み出していきます。

写真

テーマ1
SDGsとさまざまな
関わりを持つ
東ソーの研究開発
テーマ2
多様な研究開発の
シナジーをどのように
発揮させていくか
テーマ3
企業メッセージに
寄せる思いと将来の希望
社外からのコメント
ノーベル化学賞受賞 北海道大学 鈴木章名誉教授
参加者プロフィール