生物多様性保全

基本的な考え方

東ソーグループの化学製品は、製造過程で適切な管理をしなければ、生態系に大きな影響を与える可能性があります。また、化学製品の製造では、エネルギーや鉱物、水などの資源を利用するため、サプライチェーン全体においても生態系に影響を与えている可能性があります。
東ソーグループは持続可能な社会の実現に向け、事業活動と地域社会への貢献活動を通じて生物多様性の保全に積極的に取り組みます。
さらに、従業員への一層の啓蒙を図るため、2020年度から環境・安全・健康基本理念の行動指針に「生物多様性保全活動への取り組み」を明記し、社内教育などを通じて生物多様性を育む認識を深めています。

生物多様性保全に向けた取り組み

協議会などへの賛同・参画

東ソーグループは、環境・安全・健康基本理念の行動指針で生物多様性につながる地域に根付いた環境保全活動を推進しており、地域ごとに自主的な活動を行っています。2018年度には経団連自然保護協議会が事務局を務める「生物多様性民間参画パートナーシップ」に参画しました。さらに、海洋プラスチック問題を解決するために化学業界5団体が設立した「海洋プラスチック問題対応協議会(JaIME)」に発起人として参画するとともに、日本プラスチック工業連盟の「プラスチック海洋ごみ問題の解決に向けた宣言書」に署名しました。

プラスチック問題への対応

東ソーは、廃プラスチックの削減において「マテリアル・ケミカルリクサルの推進」を社会貢献と位置付け、サーキュラーエコノミーの進展も踏まえ、大学や国の研究機関との共同研究によるリサイクル技術の開発を進めています。一例として、NEDOの先導研究委託事業に採択された「多層プラスチックフィルムの液相ハイブリッドリサイクル技術の開発」に参画しています。リサイクル可能なプラスチックの開発を目指すと同時に、環境負荷を抑える取り組みを積極的に進めています。

事業活動との連携

南陽事業所では、周南市と市内から発生する街路樹などの剪定枝などを木質バイオマス燃料として有効利用するための協定を締結し、限りある資源の有効利用と温暖化対策にも貢献しています。さらに、事業所内で発生した剪定枝葉や落ち葉などを堆肥化し、樹木の育成および緑地管理に活用しています。

環境保全活動

東ソーグループは自然との共生社会の実現に向け、地域に根付いた環境保全活動を推進しています。

里山保全活動

南陽および四日市事業所では、地域の里山保全活動に積極的に取り組んでいます。毎年、南陽事業所では山口県主催の「水を守る森林づくり推進事業」に参加し、四日市事業所では四日市自然保護推進員会主催の里山保全活動を実施しています。2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響で主な活動が中止となりましたが、引き続き、里山の保全活動を推進し、生態系の維持に努めていきます。

里山保全活動(南陽地区)
里山保全活動(南陽地区)

地域清掃ボランティア

東ソーでは、事業所近隣の市街清掃および海岸や河川周辺の清掃を行っています。
四日市事業所では、2009年に四日市市霞ケ浦地区に立地する31の企業・団体により霞ケ浦地区環境行動推進協議会(KIEP’S)が発足し、環境ボランティア活動を継続しています。活動のひとつとして、三重県主催の「伊勢湾 森・川・海のクリーンアップ大作戦」に賛同し、近隣海岸の清掃を行っています。2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響で活動が中止になりました。
2021年度からは東ソー労働組合として登録し活動していきます。

高松海岸ボランティア清掃(四日市地区)
高松海岸ボランティア清掃(四日市地区)