C5-C9系石油樹脂(ペトロタック®)

特徴

ペトロタック は、東ソーが長年培ってきたペトコール の製造技術と経験を基に開発した、C5留分とC9留分を原料とする石油樹脂です。脂肪族成分と芳香族成分両者の特徴を併せ持ち、より多くのニーズに対応しています。

  • 常温では、淡黄色の固体。
  • 一般には粘着付与剤樹脂(タッキファイヤー)とも呼ばれ、松脂に似た性状。
  • 各種樹脂との相溶性が良い。
  • 各種溶剤との溶解性が良い。
  • 接着,粘着時に、被着体との粘着性(tack)が強い。

用途

粘着剤(テープ)
SISなどの熱可塑性エラストマーや天然ゴムとの幅広い相溶性と良好な加熱安定性から粘着テープに使用され、粘着物性の向上に有効です。
ホットメルト接着剤
EVA及びワックスとの優れた相溶性と高い熱安定性により、特にEVA系ホットメルト接着剤に使用され、優れた接着性能を発揮します。
エマルジョン接着剤
SBRラテックス系接着剤で、優れたタック付与と接着性向上を目的に使用されます。
塗料
塗料のビヒクルに配合され、耐薬品性、耐水性、乾燥性、光沢及び塗膜硬度などの塗料性能の向上に優れた性能を発揮します。
印刷インキ
印刷インキ用バインダーとして、新聞インキ、オフセットインキ及びグラビアインキなどに使用され、乾燥性や光沢などの向上に寄与します。
ゴム加工助剤
天然ゴムやSBRなどの合成ゴムとの相溶性が優れていることから、タイヤ製造時に配合され、ゴムの粘着付与剤及び補強剤として作用します。
トラフィックペイント
道路表示用の樹脂として、耐熱性、耐候性が優れるため広く利用されます。
アスファルト改質
アスファルトやSBSとの高い相溶性から排水性舗装やカラー舗装などの改質アスファルトで用いられ、耐熱性の向上を図ることができます。

構造

スチレン、ビニルトルエン、インデン、ピペリレン等を主な成分として重合された、脂肪族/芳香族系炭化水素樹脂。

生産体制

東ソーの石油樹脂”ペトコール”,”ペトロタック”は、四日市事業所で生産されている。

C5-C9系石油樹脂(ペトロタック®)のしくみ

東ソーコンビナート(四日市)のナフサ分解炉から発生する、C5留分およびC9留分を原料油として、これを重合することで製造される。原料からの一貫生産で、製品化されている。

C5-C9系石油樹脂(ペトロタック®)の秘密

石油樹脂の分子量は数百~数千で、分子サイズはそれほど大きくない。そのため、各種ポリマー,ゴム等との相溶性や、溶剤への溶解性が良い。主役ポリマーに添加することで、ポリマーの粘着性,接着性を向上させることが出来る、名脇役と言える。

社会貢献

石油樹脂の配合により性能を発揮するホットメルト接着剤は、溶剤不使用の接着剤であり、環境への負荷が小さい。

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東ソー株式会社

ポリマー事業部 
機能性ポリマー部 石油樹脂グループ

  • TEL:03-5427-5144
  • FAX:03-5427-5210
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