2002.07.11

ニュースリリース

MMA原料のTBA製造設備並びに桟橋を新設

TBAの製造設備並びに桟橋新設

 東ソーは、メチルメタクリレートモノマー(MMA)の原料であるターシャリ・ブチルアルコール(TBA)製造プラントを四日市事業所に新設することを決定しました。また合わせて同事業所のある四日市コンビナート全体の物流能力強化として桟橋を2基新設します。
 TBA生産能力は年産7万トン、投資額は桟橋建設と合わせ約25億円、両設備の完工は2004年4月を予定しています。
   

 TBAはナフサクラッカーで生産されるC4留分(ブタン・ブチレン留分)からブタジエン抽出後のスペントC4(S-C4)を原料として生産されます。したがって、東ソーのTBAへの展開は、四日市事業所におけるナフサクラッカーの誘導品の有効活用を進めることになり、石油化学事業の基盤強化に繋がるとともに、コンビナート競争力の強化になります。
 更に石化事業の強化は年間50万トンのエチレンを使用するビニル・チェーン事業の一層の競争力向上になるものと言えます。
 

 また、TBAの事業化による物流量増加に対応して桟橋を2基新設します。この増設は、将来の事業拡大に備えての物流体制整備の布石にもなり、東ソー四日市事業所はもとより四日市コンビナート全体のインフラ強化が出来るものと考えています。

以上