2001.08.27

ニュースリリース

自動グリコヘモグロビン分析計、アジア地域で販売提携

東ソー株式会社(本社:東京都港区、以下東ソー)とシスメックス株式会社(本社:兵庫県神戸市、以下シスメックス)は、糖尿病の指標となる血液中のグリコヘモグロビンを測定する「自動グリコヘモグロビン分析計HLC-723  G7」(以下、G7)の販売において、日本を除くアジア地域における販売店契約を8月27日付けで締結しました。この契約により、東ソー製G7を、シスメックスが日本を除くアジア地域にて販売します。

 東ソーは、グリコヘモグロビン分析計を1983年に日本で発売を開始し、1996年から米、欧を主体として海外展開をはかり、販売台数は約3400システムに達しています。また、国内では50%以上のシェアを有しています。
 昨年10月に発売されたG7は、病院、クリニックにおける診療前検査のニーズ増大を背景としたグリコヘモグロビン測定の短時間化に対応して、従来の2倍近い速さの72秒で測定が可能なシステムです。加えてその測定値の信頼性により、市場から高い評価を得ています。このG7によって、東ソーは、大きな成長が見込めるアジア市場への本格参入を計画していました。

 一方、シスメックスは、アジアを今後の重要な市場と位置付け、中国、東南アジア等において体制整備を進め、各地域に応じた販売・サービス施策や学術活動など様々な活動を展開し、臨床検査におけるアジアNO.1の総合サプライヤーを目指しています。このアジアのネットワークをより有効に活用し、お客様にトータルな提案を行うため、シスメックス独自の商品だけでなく、仕入商品の導入も積極的に行っています。

 今回の提携により、東ソーが開発・生産するG7をシスメックスのアジアにおけるネットワークを通じ販売することとなり、両社のグローバル展開を更に強化します。