ニュースリリース [1999年]

1999年01月11日
東ソー株式会社

難燃剤事業における合弁会社設立について


各位
東ソー株式会社
東京都港区赤坂一丁目7番7号
代表取締役社長 田代 圓

大同ほくさん株式会社
大阪市中央区東心斎橋一丁目20番16号
代表取締役会長 青木 弘

タテホ化学工業株式会社
兵庫県赤穂市刈屋字加藤974番地
代表取締役社長 半田 忠彦




電線・ケーブル用難燃剤 合弁会社設立について

 東ソー株式会社(本社:東京都港区)、大同ほくさん株式会社(本社:大阪市中央区)並びにタテホ化学工業株式会社(本社:兵庫県赤穂市)は、かねてより電線・ケーブル用難燃剤の事業化について検討を進めてまいりましたが、この度、三社による合弁会社「ティーエムジー株式会社」を設立することを決定いたしました。



1. 経緯

 昨今、化学物質に対する機能、性能に対する要求は広がりをみせ、難燃剤においても無機系である水酸化マグネシウムに対する需要も高まりをみせています。
  このような状況下、三社は共同で無機系難燃剤である高性能水酸化マグネシウムの事業化を目的として各種検討を加えてまいりましたが、酸化マグネシウム並びに水酸化マグネシウムの専業メーカーで、大同ほくさんグループの一員であるタテホ化学工業が開発した基本技術をベースに、東ソーとタテホ化学工業の両社が共同して海水から高純度の水酸化マグネシウムを生産する画期的な工業プロセスを確立いたしました。
 東ソーの難燃剤分野および無機化学品分野で蓄積した総合技術力と、新技術・新商品での一層の事業分野拡大を目指す大同ほくさん並びにそのグループ事業展開の中核となるタテホ化学工業の基本技術力が、本共同事業化を可能といたしました。
  本年(1999年)2月より東ソー南陽事業所(山口県新南陽市)内でプラント建設を開始、平成12(2000年)年3月に完工、平成12(2000年)年4月より営業運転を開始する予定です。
2.合弁会社の概要
 商号 : ティーエムジー株式会社(TMG株式会社)
 代表者 : 代表取締役社長 鶴田 大空(東ソー 理事 ファイン・ケミカル事業部長)
代表取締役副社長 是澤 充 (タテホ化学工業 取締役 新素材部担当)
 本社 : 山口県新南陽市開成町4560番地(東ソー南陽事業所内)
 設立予定年月 : 平成11(1999年)年1月
 事業内容 : 難燃剤用途向け水酸化マグネシウムの製造・販売
 設立時資本金 : 4億円
 持株比率 : 東ソー50%、タテホ化学工業40%、大同ほくさん10%
 生産能力 : 12,000トン/年

3.製品「ファインマグ?SN、ファインマグ?MO」
 今回上市予定している高機能水酸化マグネシウムであるファインマグ?SN、ファインマグ?MOは、樹脂に配合し難燃性を付与した場合、従来の水酸化マグネシウムに比べて均一に分散できることにより、一層の難燃機能が発揮できます。
 特に無機系難燃剤であるファインマグ?SNを使用した高難燃性電線・ケーブルは、その性能評価試験を静岡県浜松市にある社団法人電線総合技術センター(JECTEC)で実施した結果、既存品に比べ難燃性、耐酸性ともに優れた性能が実証され、既に同センターの研究報告として発表されています。また、従来の高性能な水酸化マグネシウムの基本配合では樹脂1(100部数)に対し、1.5(150部数)必要でしたが、ファインマグ?SNは1.3(130部数)と約15%少ない配合量で同等の難燃基準を合格できます。
 安全性については、国内外の所定の検査機関で急性毒性、皮膚刺激性、変異原性を調べ、異常なしとの結果を得ています。

4.需要分野
 高難燃化を目指した無機系難燃剤は不特定多数の人々が集る地下街、地下鉄、地下駐車場、高層ビル等の耐火耐熱電線・ケーブルに加え、原子力発電所、船舶、車両等の電線・ケーブルにおいて需要が見込まれています。
 また病院、学校、高齢者用施設等公共性の高い居住空間で使用される材料(壁紙、電気部品)においても注目を浴びています。

5.販売計画
 ティーエムジー株式会社の商業生産開始は平成12(2000年)年4月を予定し、事業開始3~4年後の売上高は国内外合わせて約40億円を目標としています。

以上

【本件に関するお問い合わせ先】
東ソー
広報室長 鈴木 慈雄
℡:03-3505-4531 大同ほくさん
総務部長 龍本 英行
℡:06-6252-5411 タテホ化学工業
社長室 企画部長 頭金 孝仁
℡:07914-2-5041