環境保全に向けた取り組み

地球の限りある資源を大切にするため、東ソーは最少の資源を最大限に活用し、環境負荷の低減に努めています。これからも、環境保全の重要性を理解し、日々の業務を遂行するなかで、より進んだ取り組みのためのアイデアを創出し、実行していきます。

インプット・アウトプット

東ソーの製品は原料を反応・分解・蒸留することで製造されます。ボイラーで発生した蒸気は反応・分解に必要な熱源として、電気は装置稼働に必要な電源として使用します。また、反応熱などを除熱するために工業用水・海水も使用しています。

製造過程では、原料と製品の需給バランスと、各プラントの稼働に必要な電気・蒸気を発生させる燃料バランスとを常に適正管理しています。また、生産活動で発生する大気・水域・土壌への環境負荷物質の排出も適切に管理しています。

国内グループ会社

出資比率100%の製造会社19社

亜細亜工業(株)
東ソー・エイアイエイ(株)
東ソー・エスジーエム(株)
東ソー・エフテック(株)
東ソー・クオーツ(株)
東ソー・シリカ(株)
東ソー・スペシャリティマテリアル(株)
東ソー・ゼオラム(株)
東ソー・セラミックス(株)
東ソー・ハイテック(株)
東ソー日向(株)
東ソー・ファインケム(株)
東ソー有機化学(株)
東北東ソー化学(株)
東洋ポリマー(株)
日本ミラクトラン(株)
北越化成(株)
燐化学工業(株)
レンソール(株)

*1:【オイルコークス】 石油精製の際に得られる重質残留物(アスファルトなど)を分解して、重質油を留出させた残留分。

*2:【LNG】( Liquefied Natural Gas)液化天然ガスの略で、メタンを主成分とした天然ガスを冷却し、液化した無色透明の液体。

*3:【N2O】( Dinitrogen Monoxide)一酸化二窒素。1997年に開催された京都会議において、クローズアップされた代表的な温室効果ガスの1つ。

*4:【SOx】(Sulfur Oxide)硫黄酸化物の総称。酸性雨や光化学スモッグの原因となる大気汚染物質。

*5:【NOx】(Nitrogen Oxides)窒素酸化物の総称。酸性雨や光化学スモッグの原因となる大気汚染物質。

*6:【ばいじん】 燃焼するときに発生するすすなどの大気中に排出される微粒子。

*7:【COD】(Chemical Oxygen Demand)海や湖沼の有機物による水質汚濁の1つの指標として、水中の有機物を酸化剤で酸化するのに消費される酸素の量(化学的酸素要求量)のこと。

資源の有効活用

東ソーの自家発電所で発生する石炭灰などの産業廃棄物は、そのほとんどを東ソーのセメントプラントなどで再資源化しています。

南陽事業所では、事業所内でほぼすべての産業廃棄物を再利用・処理しており、加えて社外の産業廃棄物と地域の一般廃棄物も原燃料としてセメントプラントで受け入れています。

なお、2016年度の最終処分量は東ソーの産業廃棄物発生量の0.33%となりました。今後も限りある資源の有効利用に努めます。

産業廃棄物最終処分量

2016年度の最終処分量は1,382トン/年となり、RC目標(1,768トン/年)を達成しました。

経団連2020年度目標(2000年度比70%削減)を踏まえ、2017年度よりRC目標を1,500トン/年とし、引き続き最終処分量の削減に努めます。

産業廃棄物最終処分量

PRTR対象物質排出・移動量

東ソーでは化学物質の環境負荷低減を進めるために、化学物質排出把握管理促進法に基づくPRTR制度対象物質(第一種指定化学物質)の排出量について、目標を定めて維持管理に努めています。2016年度の排出実績は2015年度比10トン減少し、593トンとなりました。

PRTR対象物質総排出量

PRTR対象物質排出・移動量

  • 南陽事業所

  • 四日市事業所

大気環境保全

ボイラー、加熱炉から発生する排煙にはSOx(硫黄酸化物)、NOx(窒素酸化物)、ばいじんが含まれています。これらにより、酸性雨や健康への影響が懸念されるため、発生施設ごとに法規制値や事業所単位の総量規制が大気汚染防止法などにより定められています。東ソーの各事業所においても法規制値や地元自治体との協定値が定められており、それらを遵守するために、より厳しい自主管理値を定めて管理し、継続的な環境保全に取り組んでいます。2016年度は規制値の超過はありませんでした。今後も継続して規制値や協定値の遵守に取り組んでいきます。

SOx

NOx

ばいじん

水質環境保全

東京湾、伊勢湾や瀬戸内海など、閉鎖性海域で人口や産業が集中している海域においては、濃度基準による排水規制に加え、水質総量規制が水質汚濁防止法で定められています。東ソーの各事業所においても法規制値や地元自治体との協定値が定められており、それらを遵守するために、より厳しい自主管理値を定めて管理し、継続的な環境保全に取り組んでいます。2016年度は規制値の超過はありませんでした。今後も継続して規制値や協定値の遵守に取り組んでいきます。

COD

全りん

全窒素

水俣条約への対応

2013年10月に国連で採択された「水銀に関する水俣条約」に基づき、2016年に水銀汚染防止法の制定、大気汚染防止法および廃棄物処理法の改正がなされました。

東ソーでは2013年に「設備などの更新時には水銀を使用しない」とのRCの方向性を打ち出し、水銀使用設備の削減に取り組んでいます。

なお、今回の法改正で新たに追加された、ボイラー、セメントキルンなどの排煙に含まれる水銀濃度基準値に対して、東ソーの設備ではすべて下回っていることを確認しています。

今後は水銀含有率が低い原料や燃料を使用することで、排煙中の水銀濃度の抑制に取り組みます。

環境会計

環境保全対策への投資・費用および効果を定量的に把握するために、環境会計の取り組みを進めています。

集計範囲:南陽事業所、四日市事業所、東京研究センター、ウレタン研究所

対象期間:2016年4月1日~2017年3月31日

環境省が制定した「環境会計ガイドライン2005年版」に沿っていますが、ガイドラインに明記されていない部分は東ソーで設定した前提に基づいて集計しています。

環境保全コスト

*1:環境保全を目的とした設備投資などの支出額

*2:環境保全を目的とした変動費・人件費などの費用

経済効果